偏光度って何だろう?
視界の良さは、偏光度の高さが重要。

偏光サングラスにおいて、偏光度は密接に関わるものです。
偏光度とは、偏光率とも呼ぶこともでき雑光をカットする割合とザックリと説明できます。
偏光度が99%に近いほど、偏光機能性が高いレンズであるといえます。
偏光レンズには2種類の偏光表記があります。

「偏光レンズと偏光機能レンズってどう違うの?」

偏光レンズは大きく2種類

偏光レンズには、偏光度90%を基準として2種類に区別されております。
偏光度が90%未満のものを「偏光機能レンズと」呼び、偏光度が90%以上のものを「偏光レンズ」と呼びます。
つまり、偏光性能を数値化して高偏光度のレンズとそれ以下の機能レンズと認識付けております。
しかしながら、偏光度は偏光グラス取り扱い店舗でもあまり認知されいません。

認知されていないというよりも、偏光レンズはすべて同じ機能を持っていると誤認されていることが現状です。
なので偏光度表記がそもそもないものが多く、商品ラベル等にも記載がない場合がほとんどです。
では、なぜ偏光度の表記は無い場合が多いのでしょうか。

答えは簡単で、偏光度の表記は法律で示す必要のある項目外だからです。
逆に、可視光線透過率や紫外線透過率は法律で表記が必要とされております。
よって偏光度の確認は、偏光サングラスメーカーサイトやカタログ等で確認します。

一瞬でわかる!偏光度のおよその数値!

レンズ濃淡で読み取る、偏光度

偏光度が記載されていなくても、偏光度の高さを知る方法があります。
それはレンズ色の濃いものほど、偏光度が比較的高いといえます。

実は、偏光度は可視光線透過率と密接な関係にあります。
偏光度の高い低いは、上写真のようなブラインドの隙間の密接度で決まります。
つまり、偏光度が高い場合はブラインドの隙間(偏光膜の密度)が密集してレンズが濃くなります。
偏光サングラスに偏光度の測定表記が無い場合は、可視光線透過率やレンズの濃淡を参考にしてみてください。
>>>>可視光線透過率についての説明は「可視光線透過率とは」をご覧ください。

そもそも偏光って何?

私たちの周りには、様々な方向に放射されている光でいっぱいです。
一瞬一瞬同じ方向の光は存在しなく、常に反射を繰り返しております。
このように空間を時間とともに、反射を繰り返し方向性を変える光を「非偏光」と呼びます。

一方、偏光サングラスのように特定方向の光の波長のみを通した直線的な光を「偏光された光」と呼びます。
この「偏光された光」は次の一瞬においても、ほど一定方向の光の波長を保ち安定しております。
偏光度とは、この直線的偏光性をどれだけ保つことができるかという数値でもあります。

まとめ

  • 偏光度は、偏光率ともいう
  • 偏光度の高さは、視界の良さの目安になる
  • 偏光度90%以上を偏光レンズ、90%未満は偏光機能レンズ
  • 偏光度はレンズの濃さに比例して高くなる
  • 偏光度の表記は、義務化されていない